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AUGUST
ウェブTHURSDAY 2016 / 8 / 18
CSSコーディングをしやすくする、SASSのアレコレ
Text by Hidemasa Yamazumi
以前、『Dreamweaver CC 2017 Beta』の中でSASSのお話しを少ししたと思います。
前回記事:Dreamweaver CC 2017 Beta版で爆速コーディング!
このSASSを使うと、CSSがとっても書きやすく、そして見やすくなります!
今回はSASSに的を絞ってご紹介していこうと思います!
※エディタは、前回ご紹介した『Dreamweaver CC 2017 Beta』を使っていきます。SASSの導入方法は前回の記事をご覧頂ければと思います。
まず少しだけおさらいを!
セレクタを以下のように入れ子に書くと、『#header の中にある h1』という意味になります。
コンパイルすると、こんな風に入れ子のセレクタが展開されたCSSが出力されます。
恐らくSASSの機能の中でも一番多用するものかもしれませんね。
いくつものセレクタが入れ子になっている場合、親セレクタを何度も書く手間が省けるのでコーディングの時間も短縮できます!
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おさらいをした所で、今回はCSSコーディングを更に効率化できる、『変数』と『mixin』について書いていきます!
変数定義はとても簡単で、頭に$記号を付けて、値を書きます。
一度定義しておけば何度でも使えるので、サイズだったり色だったり、何度も使いそうな値を定義しておくと便利です!
mixinは、プログラムで言う関数のような物です。
名前を定義して、中にスタイルを書きます。何度も使うスタイルがあれば、mixinで定義してしまうと便利です!
それでは、定義した変数とmixinを使ってみましょう!
mixinは@includeを頭に付けて呼び出します。
コンパイルすると、変数とmixinの中身がしっかり反映されています!
さてこのmixinですが、関数と言うからには引数を取ることも可能です。
font-sizeとmargin-bottomの値を引数にしたmixinを作ってみました。
呼び出すときは、それぞれに設定したい値を書いてあげます。
以下、コンパイル結果です。引数の値が反映されました!
mixinを使うとコードもかなりスッキリするので、読みやすさにもつながりそうです!
ちょっとオマケですが、変数は四則演算も可能です。
では$hと$wをスタイルの値に書いてあげます。
コンパイルすると、計算結果の値が自動で書き出されます!
この場合だと、横幅が高さの2倍になるボックスがあった場合、変数$hの値を指定するだけで良いので、値が変更になっても統一性が保てますね!
ちなみに私は、SASSの便利さを知ってから元のCSSには戻れなくなってしまいました(^^;