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MARCH
ウェブTUESDAY 2019 / 3 / 26
海外経由でサイトを開くには?→GlypeやPHProxy経由でのアクセスがお手軽
Text by Hiroyuki Matsumoto
先日、海外経由のアクセスだとお問い合わせフォームが正常に動作しないというご相談がありました。
理由としては、エックスサーバーでは海外からのアクセスでは REST API の動作をブロックするという仕様によるもので、管理画面上から REST API を海外からでも許可すれば対応は終わりなのですが・・・動作テストができません。
ということで、海外経由で特定のサイトを開きたい場合の方法を紹介します。
VPN経由でアクセスする、プロキシサーバーを使う等の方法もありますが、いちばんお手軽なのは Glype / PHProxy を経由してアクセスする方法です。
ブラウザで Glype / PHProxy が設置されたサイトに訪問するだけで済みますからとてもお手軽です。
例えば先日実際に使用したのは http://www.che.ntu.edu.tw/ntuche/safety/upload/ ですが、サイトを開いてURLを入力するだけという簡単さです。
上記のようにURLを入力して Go ボタンをクリックすると、下図のようにサイトがそのまま表示されます。
なお混雑時など表示できない場合がありますので、他の Glype / PHProxy を探す必要があります。
Webプロキシサーバリスト ではそれらのサイトのリストが用意されていますので、そちらから適当に探してみましょう。
利用上の注意点がいくつかあります。
1.サイトが正常に動作しない場合がある
HTMLやJavaScriptを一部書き換えた上で表示していますので、意図したとおりにサイトやプログラムが動作しない恐れがあります。
2.https:// のサイトは表示できないことがある
別の Glype / PHProxy を経由するとちゃんとアクセスできることがあります。
香港の http://adilam.homeip.net/proxy/ では正常にアクセスできました。
3.利用時にはパスワードの入力は行わない
Glype / PHProxy はオープンソースのソフトウェアですが、ちょっと改造するとパスワード情報を抜き取ることが可能(なはず)です。パスワードやクレジットカード等の情報は入力しないようにしましょう。
TEXT by
松本 博之(まつもとひろゆき)
1978年、鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード WEBシステムの開発・運用を担当。
WordPressの実績多数。表面的な使用方法を把握するだけでなく、WordPressのソースコードを読み解いて対応できます。
国家資格の応用情報処理技術者をなんとなくとりました。