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JUNE
グラフィックWEDNESDAY 2022 / 6 / 22
デザインの引き出しを増やそう
Text by Taiki Kodani
デザインを依頼される時、カラーや書体を細かく指定されることはほとんどありません。
大抵の場合、「ポップに」「シックな感じで」「高級感が欲しい」等、抽象的な形で制作指示をいた
だきます。デザイナーにとって言葉の持つイメージの把握と表現する技術は必須と言えるでしょう。
という訳で・・・
「普段やらないデザインテイストを練習しようのコーナー」
「ノスタルジック」
古い時代を連想させる、思い起こさせるという意。もしノスタルジックな感じでという風に制作指示
を頂いた場合、想起させる時代の事をよく調べる必要があるでしょう。
「グリッチノイズ」
ブラウン管テレビの砂嵐の様にドットがザラザラと流れる様な表現のこと。ホラー映画でもよく使わ
れる表現ですが今回はポップな感じに。
「モノクロ」
階調のない単色での表現。一色で表現する事を指すのであって赤でも黄色でも一色の色で表現されて
いればモノクロです。
「ダブルトーン」
2色表現の中でも2色目を1色目に重ね塗りする事で表現する技法、現代ではアナログ製版が行われ
ることはほとんどないですが、デジタルで行うダブルトーンの表現も面白いかもしれません。
またいい感じの習作ができたらアップしようと思います。