11月5日、Googleからモバイルファーストインデックスの方針が発表されました。

Google ウェブマスター向け公式ブログ: モバイル ファースト インデックスに向けて

内容をざっくばらんにまとめると、

今まではパソコン版のサイトを重視していましたが、

これからはモバイル版のサイトを重視しますよ

ということです。

ところでほとんどのサイトは下記のいずれかのタイプに該当します。

1. パソコン版、スマホ版両方が用意されている

2. パソコン版がメインで、スマホ版は限られた内容のみ掲載している

3. パソコン版しかない

今回の方針の実施後に最も影響が出るのは 2 のタイプです。
この場合、スマホ版の内容のみが参照され、パソコン版の内容はほとんど無視されてしまう見込みです。
今後起きうることとして、パソコン版にがんばって記事を書いてもまったく検索にかからない、、、
そんなことが起きてしまうかもしれません。

なお、今回の発表とは直接関係はないのですが、3 のパソコン版しかない、というのにも問題があります。

というのも、先日の11月3日、全世界で閲覧されるウェブページのうち、モバイル版からのアクセスが初めて過半数を超えたという調査結果が発表されました。

モバイルからのインターネット利用、初めてデスクトップを超える | マイナビニュース

つまりスマホ版ページがないというのは、約半数の顧客を逃しているということになりますので、3 は現時点でいちばん問題があります。スマホ版ページがないという場合は、この機会に一度サイトのスマホ対応について考えてみることをオススメします。

なお制作側からしますと、スマホは画面サイズが多種多様にありすぎるので、画面を３パターン程度は用意しなくてはならず、どうしても手間がかかってしまいます……その分どうしても費用に反映されてしまうため、できるだけ省力化するべく、カミナリでは Bootstrap4 等、最新のフレームワークを導入しながら制作しています。

Google のモバイルファーストインデックスがいつから実施されるかは未発表ですが、関係者の方々は早めに対応を検討しておきましょう。