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JUNE
ウェブTUESDAY 2017 / 6 / 27
ホームページ開設の流れを説明するよ – 第1回
Text by Hiroyuki Matsumoto
松本です。
最近社内で質問されたので、ホームページをどんなふうに開設するのか?、というごく基本的なお話をしてみたいと思います。
なおホームページの内容(コンテンツ)はもう制作済みという扱いにしており、制作については触れていません。
全3回の予定です。
【本文の読み方】
1.サーバーをレンタルしよう!
ホームページを公開する場所をインターネット上に用意しなくてはいけません。自分で用意することもできなくはないですが、専門知識が必要なことに加え、24時間の電気代等で逆にお金がかかりますから借りたほうがお得です。
ロリポップでいちばん安いものだと月100円からありますが、WordPressなどブラウザで全部更新を済ませるという仕組み(CMS)を導入することはできません。250円のプランでもできなくもないのですが遅いのでおすすめはしません。最低でも月額500円程度のものにしておきましょう。
ちなみにちょっとしたホームページ程度にサーバーを1台借りると能力が過剰なので、数十人で1台のサーバーを共有するようになっています。その分お値段が安くできています。
みんなで使いますので、共有サーバーまたは共用サーバーといいます。
ちなみに1台まるごと借りるのは専用サーバーです。値段は性能によりけりですが安くても1万円近くする上、初期費用もかかることが多いです。よっぽどの目的でなければ使うのはもったいないです。
2.独自ドメインを持とう!
https://kaminarimagazine.com/hogehoge というURLがあった場合、紫の部分のことをドメイン名といいます。ドメインというのは「領地」という意味があり、自分が管理しているインターネット上の領地を示すものなんですね。
ところでサーバーをレンタルすると内容を表示可能なURLは用意されるけれど、URLは一部しか決めることができません。ロリポップを例にすると http://satou.penne.jp/ といったドメイン名を貰えますが、この中で自由に決められるのは赤字部分のみです。完全に自由に決めようと思ったら、レジストラという業者からドメイン名を取得しないといけません。年間600円くらいからで契約できます。
レジストラの有名ドコロでは お名前.com や ムームードメインがあります。
少し余談ですが satou.penne.jp のようなドメインをサブドメインと呼びます。penne.jp というドメインを取得すれば a.penne.jp , b.penne.jp , c.penne.jp など、ドメイン名の前の部分は好きなようにいくつでも作ることが可能です。
さてレンタルサーバーも借りたし、独自ドメインも契約した。
でも、まだドメインの設定ができてないから動きません。この辺がちょっとわかりにくいようです。
このあたりの仕組みを知るにはインターネットの仕組みを少しだけ知っておく必要があります。
第2回につづく
※ 次回の更新は2017.07.04です
TEXT by
松本 博之(まつもとひろゆき)
1978年、鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード WEBシステムの開発・運用を担当。
WordPressの実績多数。表面的な使用方法を把握するだけでなく、WordPressのソースコードを読み解いて対応できます。
国家資格の応用情報処理技術者をなんとなくとりました。