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FEBRUARY
オフMONDAY 2018 / 2 / 26
号泣した話
Text by Hara Chiemi
すっかり雪も溶けて、日中は暖かくなってきましたね。
暑い時期が苦手ですでに怯えている、原です。
4年に一度の大イベント、オリンピックが終わりました。
嬉しいことにも悲しいことにも、人より若干涙腺が弱めな私ですが、今回の平昌オリンピックは日本がたくさんメダルを取れて、感動した方も多いはず。
中でも、フィギュアスケート男子。
羽生くん。
2大会連続で金メダルなんて、期待はしていたけど、本当に実現するなんて、同じ日本人として本当に嬉しく思い、ショートプログラムが完璧すぎて、フリーを見るのがとても怖かったです…
遡ること2002年。ソルトレイク。
私が高校生の時。なにがきっかけだったのか思い出せませんが、フィギュア男子を熱心に見ていました。
その時はロシアの二人がメダル争いと言われ、一人は王者プルシェンコ。
羽生くんも憧れていたという、プルシェンコです。
そしてもう一人がヤグディン。
二人ともすごいレベルでの戦いなのはもちろんですが、当時プルシェンコが金メダルだろうと言われ、ヤグディンは少し影に隠れていました。
私はたまたま見た、ショートプログラムでヤグディンが選曲した、Bondの「Winter」がすごく印象に残り、すぐにCDを買いました。
そこからヤグディンに魅了され、フリーで選曲したのは映画「仮面の男」のOST。
このCDも買って、映画も見ました。
私の言葉の引き出しではヤグディンの魅力を伝えることはできませんが、なんというか、私は今見ても当時を思い出して込み上げてくるものがあります。
曲を知らずに見たその演技と、映画を見てどういう場面で流れる曲かを理解した上で、なぜこういう振り付けにしたのかを噛み締めて見るその演技。全然違います。
表情も振り付けも衣装も、本当にその演技の為だけに作られていて、特に後半にヤグディンが得意とするステップが、曲と感動を最高潮のものにしていきます…。
結果、ヤグディンは、絶対王者と言われたプルシェンコに勝って、ソルトレイクの王者となりました。
ヤグディンがプライベートでどういう人なのかは分かりません。
ですが、フリーの4分半で届けてくれた感動は、見ていた人の記憶に残っているはず。
今回の羽生くんも、見れば見るほどプロフェッショナルだなと感じさせられます。
「SEIMEI」の選曲は本当に羽生くんにしかできないプログラムだったと思うし、スポーツに興味を持たない私でも、引き込まれるという感覚でした。
はぁぁ…羽生くんの話をしたら尽きないですね(笑)
私のデスクトップの壁紙は今、羽生くんですよ^^
いつか生で羽生くんを見てみたい!
また私の夢が一つ増えました^^