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APRIL
オフFRIDAY 2019 / 4 / 12
ジェリーフィッシュは凍らない
Text by Shinji Sato
こんにちは。
最近暖かくなってきたのでようやくランニングを再開しました。
とりあえず80kg切ることを当面の目標としています。
佐藤です。
まぁ、まだ今年一回しか走ってないんですけどね。
先日、松本さんのコチラの投稿で
「長文の記事をガシガシと投稿していただきたいなぁ」とありましたので
昨日の景山さんに続き、私も長文の記事をガシガシと書いてみようと思います。
あ、ちなみに私もDQⅤやってました。
セーブデータが消えても焦っちゃいけません。
電源は切らずに落ち着いてリセットボタンを押すと復活する可能性があります。
長文作ろうと思うとやっぱ好きなものの話が一番簡単。
ということで
今回はキャッチーなタイトルのこの本をご紹介
著:市川憂人
「ジェリーフィッシュは凍らない」
あらすじ:
21世紀の『そして誰もいなくなった』登場!
選考委員絶賛、第26回鮎川哲也賞受賞作特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー六人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。 選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ。
※amazonより引用
「ジェリーフィッシュは凍らない」では、主に二つの目線より物語が進行していきます。
①あらすじにもある小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉内で起きた事件を捜査する刑事たち、マリア&九条漣のコンビの目線
搭乗員6名を乗せ長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた新型ジェリーフィッシュが雪山に不時着し、現場から6名の遺体が発見される。
現場は険しい雪山で脱出も侵入も現実的には無理と言って差し支えなく、まさに密室と言える状況。
犯人はどこからやってきたのか?
それとも最初から侵入していた?
搭乗員の中に犯人がいるのでは?
捜査が進むほどに謎が増えていき、どんどん複雑になっていきます。
この本のメインストーリー。
②小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉内の搭乗員の目線
新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験中にジェリーフィッシュの開発者であるファイファー教授の死体が発見される。
さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。
プロでも危険な雪山、下山しようにも専用の装備もなければ知識もない素人ではそれこそ死にに行くようなもの。
パニックに陥るも、幸い試験中のトラブル、予定通りの航路を航行していないと分かればすぐに助けが来るだろう。
ジェリーフィッシュの中で助けがくるのを待つメンバーだが、一人、また一人と何者かに殺されていく。。。
恐怖と疑心暗鬼でパニック状態のジェリーフィッシュ内を描く少しホラーにも近いパート。
という事件後の推理パートと事件の真っただ中のパートを同時進行していく形になります。
それも読者には結構がっつり情報を見せてくれる大胆な進行です。
この本はだらだらとするところがなく、テンポよく進んで行くためとても読みやすく、話に入って行きやすい一冊です。
ミステリーというとそれだけで「読みづらい」というイメージを持っている人もいると思いますが、普段本を読まない人でもこれならきっとスラスラ読めるのではないでしょうか?
ちなみにこの「ジェリーフィッシュは凍らない」はシリーズものとなっており、
他に2冊存在し、〈マリア&漣〉シリーズと呼ばれているみたいです。
他2冊は私もまだ読んでいないのでまた今度読んでみようと思ってはいるのですが
買ってからまだ読んでない本が結構たまっているのでまだまだ先になりそうです。