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JULY
レポートMONDAY 2016 / 7 / 18
ハードディスクが壊れたときの話
Text by Hiroyuki Matsumoto
「USBのハードディスクに子供の成長記録の写真を撮り貯めていたんだけど、データが見えなくなった」
以前、こんな相談を受けたことがありました。場合によっては私がデータ修復ソフトで修復できたりもするのですが、そのケースでは物理的電気的にダメだったようで修復ソフトが通用しませんでした……
結構コレで復旧できることも多いんですけれどね。
仕方ないのでデータ復旧の専門業者への依頼をおすすめしました。
そして復旧金額のお見積りは約40万円でした(※実はこれでも割引価格)
専門業者に依頼すれば99.9%くらい復旧できますが、ホントすごい金額になります。普段から大切なデータはバックアップを取っておくようにしましょう。
以下、データを守る心得です。
1. ハードディスクは消耗品
3~5年程度が寿命の消耗品だと考えてください。いつか壊れます。
2. フラッシュメモリ(SDカードやUSBメモリ)は長期保存するデータ入れてはいけない
あまり知られていませんが、フラッシュメモリに入れたデータは自然消滅します。(参考記事)
3. 長期保存するデータはDVD-Rなどの光ディスクを推奨
比較的長期保存に向いています。ただし記録面を傷つけたり日光にさらしたりするとわりとすぐ読めなくなりますので保管にも注意です。
4. バックアップは普段から
Windowsであれば標準の Windowsバックアップ、Macであれば TimeMachine でバックアップを取っておくと、いざというときに前の状態に戻すことが可能です。
5. 本当に大事なデータはクラウド系のデータ同期サービスがおすすめ
Dropbox や Box など、インターネット上のサーバにデータを自動的に保存してくれるサービスです。無料ユーザーでもそこそこ使えます。写真だけ保存したいなら、Amazon Prime Photo(年会費3,900円) がおすすめです。写真だけなら容量無制限な上に、お急ぎ便無料などのAmazonの特典もつきます。
あとあと結構大変ですので、きっちりやっておきましょう!
ちなみに暑い季節は故障率が上がります……
TEXT by
松本 博之(まつもとひろゆき)
1978年、鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード WEBシステムの開発・運用を担当。
WordPressの実績多数。表面的な使用方法を把握するだけでなく、WordPressのソースコードを読み解いて対応できます。
国家資格の応用情報処理技術者をなんとなくとりました。