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MARCH
ウェブWEDNESDAY 2017 / 3 / 15
低解像度のデータしか無い?じゃあwaifuの出番ですね
Text by Hiroyuki Matsumoto
写真やイラストの素材で、低解像度のデータしかないことがあります。
もちろん高解像度のデータがあるのが望ましいのですが、場合によっては用意ができませんよね。
そんなときは waifu2x を使いましょう。
機械学習(人工知能の一種)のプログラムで、元々は無かったデータを推測し補完することで
低解像度のデータから高解像度のデータを生成することができます。
開発当初はイラストにのみ対応していましたが、いまは写真でも利用可能です。
では実際に試してみましょう。
まず使用する画像は無料素材サイトから取得してきたこちらの写真。
これをPhotoshopで小さく加工します。
元画像は 1600 x 1066 の解像度でしたが、150 x 99 まで縮めてみました。
これを再度Photoshopで倍の 300 x 198 にしてみると…
どうしてもぼやけた感じになってしまいますね。
ところが、waifu2x を使うとこんな感じになります。
ぼやけた感じがなくなり、かなりキレイに補完されています。
ということで、どうしても低解像度のデータしか無いという場合は利用できます。
なお「毎回ブラウザでやるのは面倒!」という方は実行ファイル版もあります(Windowsのみ)。
TEXT by
松本 博之(まつもとひろゆき)
1978年、鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード WEBシステムの開発・運用を担当。
WordPressの実績多数。表面的な使用方法を把握するだけでなく、WordPressのソースコードを読み解いて対応できます。
国家資格の応用情報処理技術者をなんとなくとりました。