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JULY
ウェブTUESDAY 2017 / 7 / 4
ホームページ開設の流れを説明するよ – 第2回
Text by Hiroyuki Matsumoto
松本です。
前回に引き続き、ホームページ開設の流れを説明していきます。
【本文の読み方】
さて前回ですが、レンタルサーバーとドメインを用意したものの、まだ設定ができてないからホームページは見れませんよー、というお話をしていました。
なぜなのかを説明するためには、少しだけインターネットの仕組みを知っておく必要があります。
インターネットの仕組み1.IPアドレスって?
インターネットではいろんな機械同士が通信をし合っていますが、その機械それぞれに番号が割り振られています。これがIPアドレスです。
ちなみに kaminarimagazine.com のIPアドレスは 183.90.253.3 です。
こんなふうに 0~255 の値を4個組み合わせて表現します。
インターネットの仕組み2.ドメインネームサービス(DNS)って?
「kaminarimagazine.com の番号は 183.90.253.3」という話をしました。インターネットの通信はすべて番号でおこないますので、「どのドメインはどの番号になっているか?」という照会用のデータベースが必要になります。
そういう照会をしてくれるサービスのことをドメインネームサービス(DNS)といいます。
と、裏方でこんなふうにIPアドレスを教えてくれています。
これがないとインターネットが使えなくなるってくらい重要なサービスですが、水面下で使われているのでだーーれも意識していないサービスであります。。。。
さて、予備知識は以上です。
レンタルサーバーとドメインを用意しただけで、それが使えない状態のいまを表すとこんなかんじになります。
ドメインネームサービスに自分の取得したドメイン example.net と、レンタルサーバーのIPアドレスを紐付けて登録する手続きをすることで、はじめてちゃんと使えるようになるんですね。
3.ドメインの設定をしよう!
方法は2通りあります。
ひとつめは、レジストラ(ドメイン提供業者)の用意しているDNSサーバーに、自分でドメイン名とIPアドレスを手動で登録する方法。
原理通りなので直感的はにわかりやすいのですが、DNSの設定を直接いじらなくてはいけないので、ちょっとした専門知識が必要です。
ふたつめは、レジストラの用意しているDNSサーバーを使わずに、レンタルサーバー業者の用意しているDNSサーバーを使うようにしてしまう方法。
レンタルサーバー業者の用意しているDNSサーバーには、必要な情報(レコード)がほぼ設定済みになっています。
今回はふたつめの方法で済ませてしまいましょう!
設定は、レジストラのサイトから管理画面に入れば設定できますが、管理画面での設定方法はレジストラによってかなり異なります。そのへんはご了承ください。
今回は弊社環境でおこないますので、レジストラはエックスドメイン、レンタルサーバーはエックスサーバーの画面で紹介します。
さて、長くなったのでいったんここで切りまして、次回で実際にその設定をおこなってみます。
第3回に続く
※ 次回の更新は2017.07.11です
TEXT by
松本 博之(まつもとひろゆき)
1978年、鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード WEBシステムの開発・運用を担当。
WordPressの実績多数。表面的な使用方法を把握するだけでなく、WordPressのソースコードを読み解いて対応できます。
国家資格の応用情報処理技術者をなんとなくとりました。