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NOVEMBER
ウェブFRIDAY 2024 / 11 / 29
ConoHa WING用WordPressプラグインで「セッションの有効期限が切れました」と表示される場合
Text by Hiroyuki Matsumoto
レンタルサーバーでConoHa Wingを使ったところ、標準でキャッシュ機能や各種コントロール機能が提供されており、WordPressプラグインから操作が可能、、、ということだったのですが、
セッション有効期限切れ
セッションの有効期限が切れました。再度ダッシュボードから開き直してください。
と表示されてしまい 操作ができませんでした。
結論から言いますと、ブラウザの設定でサードパーティCookieをブロックしていたことが原因でした。ただ私自身は何も操作していないので、Google Chrome側のデフォルトがそのようになっているのでしょう。
アドレスバー左の設定アイコンをクリックして下記の画面を表示して…
「Cookieとサイトデータ」をクリックすると…
「サードパーティ Cookie」という設定項目があるので有効化します。
あとはブラウザをリロードすれば設定画面が表示されるはずです。
この設定は90日後にまた無効化されてしまうということですので、有効期限切れとなった場合は再度有効化しましょう。
ちなみに興味本位でキャッシュ削除プラグインのソースコードを見てみたところ、ごく短いプログラムでした。localhost:9080に対して、削除命令をcurlで送るだけですね。
キャッシュの自動削除は各種投稿を公開した場合のみに行われるため、
- 投稿の削除・変更
- 設定 → 一般のサイト名や説明文の変更
- 各種プラグインによる投稿の並べ替え
などではキャッシュが削除されないようです。
あと個人的に気になるのは、キャッシュクリアする関数名が cache_clear と、いかにも名前が衝突しそうな関数名なので、もうちょっとどうにかなりませんでしたでしょうか……
TEXT by
松本 博之(まつもとひろゆき)
1978年、鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード WEBシステムの開発・運用を担当。
WordPressの実績多数。表面的な使用方法を把握するだけでなく、WordPressのソースコードを読み解いて対応できます。
国家資格の応用情報処理技術者をなんとなくとりました。