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オフFRIDAY 2019 / 5 / 17

頭の中でたい焼きが泳ぐ

Text by Shinji Sato

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こんにちは。

最近なぜかたい焼きが食べたくなることが多い佐藤です。

 

 

 

 

 

ちなみにパリパリの正統派たい焼きがお好み。

 

たい焼きを食べててふと気づいたのですが

たい焼きの中の餡子は粒あんばかり

 

改めて思うとこしあんのたい焼きって食べた覚えがなく

いつも粒あんだった気がします。

 

 

なんかすごく気になるので

この「たい焼き餡子問題」調べていきましょう。

 

 

 

 

 

コストの問題かな?と思い確認してみたのですが

そんなに大差もなく、コストではなさそうです。

 

 

 

 

それっぽいワードで色々と検索かけてみたのですが

理由は見つからず

 

 

検索して分かったのは、たい焼きの餡子問題よりも

「たい焼きの尻尾の餡問題」

の方がなかなか根が深い問題のようです。

 

 

 

 

 

 

まさか、「つぶあん」の方が人気があるのかな?

 

 

自分の周りにはつぶあん派は稀だったので

こしあん人気かと思っていたのですが

 

その認識が間違いなのかもしれません。

 

 

そういえば調べてみたこともなかった。。。

 

 

 

 

 

という訳で早速調べてみました。

 

 

 

つぶあん人気!

 

他の結果も出てきたのですが、幅広い層からアンケートとってるっぽくて

一番信頼できそうかな?と思ったのがこの結果でした。

 

ただこの人気投票、

興味深いのはその年齢層

 

 

 

若ければ若いほどこしあん派が多く、

高齢であればあるほどつぶあん派が多いみたいです。

 

 

特に50代を境にして急につぶあんの割合が多くなっています。

 

逆にこしあんが大半を占めているのは10代でそれ以外の年齢は大体半々です。

※そういえば、たけのこの里ときのこの里問題もだいたい同じような分布だったと思います。

 

 

 

 

 

これだけはっきり別れていれば

 

 

金銭的に余裕があり、餡子が好きな人の多い高齢層狙ってみたり、

twitterなどで拡散してもらえることを狙って若年層をターゲットにしてみたりなど、

どのターゲット層に的を絞っていくか判断しやすくて楽しそうですね。

 

 

 

 

 

 

以上を踏まえて考えてみましょう。

 

 

 

 

 

上記内容からストレートに考えると、

「たい焼きはつぶあんを使用して高齢層を狙うのが一般的」

ということになってしまいますが、

それにしてはつぶあんのたい焼きが多すぎなように思え、

いまいち説得力に欠けます。

 

 

ということで二通りの可能性を考えてみました。

 

 

 

 

 

 

 

①バリエーションを分けて幅広い層をターゲットにしている説。

 

 

 

 

 

よくよく考えてみるとたい焼きの中身は何も餡子だけってわけじゃありません。

カスタードやチョコレート、中にはチーズやお好み焼きなど

スイーツの幅には収まらないほど数々のバリエーションがあります。

 

 

 

その中でもカスタードはどのたい焼き屋でも大概見かける人気商品です。

 

 

 

 

 

 

年齢によりターゲットを分ける場合には

上記表の「あんこは食べません」の割合と

下記表のデータも参考に入れると

 

若年層にはカスタード、高齢層には餡子という形で

既にターゲットを分けている可能性があります。

 

 

 

 

 

そうであるならば高齢層を狙った商品であるあんこには

高齢層に人気の

「粒あん」を使用するのがもっとも適切な判断、

と言えるのではないでしょうか?

 

 

 

そして若い人達にもたい焼きを食べてもらいたくて開発されたのが

カスタード入りたい焼きなどではないかと仮定すると割りとしっくりくる気がします。

 

 

 

 

ただ、無理にでも別のベクトルからも考えてみたいのでもう一つ、

 

②世代がターゲートになっていた説

 

 

「メインユーザーの世代が変わらない説」と翻訳してもいいと思います。

 

 

 

どういうことかというと

現在の高齢層が子供だった時の需要に合わせて

あんこがチョイスされたまま変わってないスイーツの可能性です。

 

 

この表をもう一度

 

 

この表からわかるのは現在の洋菓子と和菓子の分布になるのですが、

これがもし40年、50年前ならどうなるのでしょうか?

 

 

 

という訳でこちらのサイトを参考にします。

リンク:お菓子何でも情報館

 

 

 

こちらのサイトによると

昭和30年代から洋菓子のの生産が急増し、

今では当たり前のチョコレートやキャンディーが

自由化されたのが昭和46年(1971年)みたいです。

 

 

 

洋菓子はかなり人気があったみたいですが、色々と手探り段階でしょうし、

今ほど身近ではなかったのではないかと思われます。

 

 

 

個人的なイメージですが、

当時の洋菓子って個人的にはこんなイメージがあります。

※これは古すぎかな?

 

 

現代ではライバルはケーキやシュークリームといったものになるかと思いますが

当時であれば和菓子の子ども人気はもっと高かったのではないでしょうか?

 

 

 

そして現在の若年層はそこまで身近ではなくなり、

当時たい焼きが身近だった子供の層がそのままターゲットとして残り、

当時子供に人気だったあんこは”こしあん”ではなく”つぶあん”であり、

ターゲットが変わっていないのでそのまま現代でも粒あんが主流である。

 

 

 

う~ん、、、

まぁ、少々無理のある説の気もしますが一応二つは作りたかったので。。。

 

 

 

 

ついでにその仮定なら当時なぜつぶあんが主流なのか問題が新しく出て来そうですが

もうめんどくさいので

「当時はこしあんとつぶあんでコスト差があったのでは?」

でゴリ押ししたいところ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ってあれ?

 

 

一体私は何をまじめに考えているんだ???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 

①あんこの種類

 

あんこは以外と種類豊富。

・つぶあん

・つぶしあん

・こしあん

・小倉あん

・煮くずしあん

・村雨

・皮むき餡

村雨とか刀っぽい雰囲気が中二っぽくていいですね。

 

 

ちなみに村雨とは米粉をまぜた餡子らしいっす。

 

 

 

 

 

 

②小倉あんはつぶあんじゃなかった?

じゃあ何やねん?となると思いますが、

まず、「つぶあん」と「こしあん」について

「つぶあん」と「こしあん」は製造方法が違います。

「つぶあん」は原料の小豆の粒をつぶさないように作ります。

ちょっとちかいのに「つぶしあん」こちらは小豆をつぶしますが、皮は取り除きません。

 

じゃあ「小倉あん」はどうなんだといいますと

「つぶしあん」または「こしあん」に蜜で煮た「大納言」を混ぜたものらしいっす。

 

後付けの豆だったんですね。。。

 

 

ちなみに小倉あんの名前の由来は空海とかでてきて割と大きな話になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐藤真司隠しプロフィール画像

TEXT by

佐藤 真司さとうしんじ)

1990年 鳥取県米子市生まれ。
株式会社マジックワード フロントエンドエンジニア。

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