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JANUARY
オフMONDAY 2020 / 1 / 27
くちびるに歌を
Text by Shinji Sato
こんにちは。
佐藤です。
今日は久々に一冊ご紹介。
くちびるに歌を
あらすじー引用(amazon)
長崎県五島列島のある中学合唱部が物語の舞台。合唱部顧問の音楽教師・松山先生は、産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
それまでは、女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。
一方で、柏木先生は、Nコン(NHK全国学校音楽コンクール)の課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」にちなみ、十五年後の自分に向けて手紙を書くよう、部員たちに宿題を課していた。
提出は義務づけていなかったこともあってか、彼らの書いた手紙には、誰にもいえない、等身大の秘密が綴られていた--。
ちなみに映画化もされています。
ちなみに著者の中田永一氏は乙一氏の別のペンネームです。
この本の主人公は
「桑原サトル」
地味で目立たたない生徒で、人と話をするのが苦手。
自閉症の兄がいます。
ざっくりとした流れはこんな感じ。
合唱部顧問が産休に入り、代理で1年間、
美人の「柏木ユリ」が合唱部の指導をすることになる。
↓
女子部員しかいなかった合唱部に柏木先生目当てで
男子が二人入部する。
↓
主人公のサトルは合唱部に備品を届けに行った際、
入部希望者と勘違いされ、最初は断ろうとするも、
結局、不純な動機でそのまま入部する。
(サトル「天使がこの世にいるとしたら、きっと彼女のような姿をしている」)
↓
柏木先生が独断でNHK全国学校音楽コンクールを
男子との混声で出場することを決めてしまう。
↓
真面目に合唱をしたい女子と
合唱なんてどうでもいい男子とで次第に対立は深まる。
という感じでなんか色々とある青春小説です。
面白いので何か読むもの探してる人は是非一度お試し下さい。