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MAY
オフTUESDAY 2023 / 5 / 30
AIによる画像編集の未来
Text by Kishi Naoya
仕事でPhotoshopを使うことがあるのですが、
僕は基本的に仕事に好きとか嫌いとか無いです。仕事だからやる。
しかしPhotoshopが使える仕事は大好きです。(矛盾)
何をどうすればいいのかが明確で、悩むことなくひたすら手を動かすことができるから大好きなんです。
しかし!最近はAIによる画像生成、画像編集がとても優秀になってきていますよね。
テレビのCMなんかでも、
???「消しゴムマジックで消してやるのサ♪」
なんて言葉が出るほど、スマホによる画像編集が普及してきている時代です。
そういったCMを見るたびに、「今まで僕が磨いてきた画像編集の技術は一体何だったんだろう…?」と少し悲しくなりますw
しかし、Photoshopにも良いところはあります。
大きくて重たいデータも扱えて、細かいオプションをイジれたり、AIの出来に不満な点を手動で編集できるところは素晴らしいです。
いつかAIにもこれが出来るようになると、便利な反面いよいよ人間の立場が危うくなりますね。
大昔の人「未来は人間の代わりにロボットが働いてくれるから良いよな〜」
ひと昔前の人「ヤバいぞ!!ロボットが人間の雇用を奪う!!富裕層と貧困層で二極化していく世界になる!!」
少し昔の人「まあまあ、確かに一部の仕事は消えるけど、それ以上に新しい仕事も増えるのでセーフ」
現代に適応できない現代人ぼく「うわああ!いつかAIに画像編集が奪われるんだ〜!!(発狂)」
境地に達したぼく「人間が勝手に一喜一憂しても意味ないよ。そんなことに関係なくAIは日々ゆっくり進歩してゆくだけだから。」
我々人間に出来ることは、せいぜいAIの出来栄えを評価することくらいです。
AIを使用した後にアプリから出来栄えの評価を聞かれることがありますが、アレを使って人間の顔色を伺い、AIは日々進化してゆくのでしょうね。
ということはつまり、我々編集者にできることと言えば、AIを道具として評価し、使いどきを見極め、AIには理解できない細かい整合性を整えることくらいなのかもしれません。
今までの画像編集は、お絵描きやコラージュの延長線上にあるという認識でしたが、未来の編集者からしてみれば、AIの精査と使い分けが秀でた技術が求められるのかも知れませんね。
それが今までの技術の延長線上にあるのか、それとも別の分野が求められるのか、
信じるか信じないかは、あなた次第!!(唐突な都市伝説)